■S沢峠のダッヂとS木峠付近のGMC(山梨県)その1

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今(2020年)から20年ぐらい前、まだ私が会社勤めをしていたとき、同僚の山男(?)サトウ氏から「登山道しかないような山の上に、なぜかアメリカ製の古いトラックが残されている」という話を教えてもらいました。
その頃始まったADSLサービスによって、だいぶストレスなく使えるようになったインターネットを活用して情報を集めたところ、山梨県のS沢峠に“フォード”の廃トラックが残っているというWEBサイトをいくつか発見! 写真を見ると、赤錆びたボンネットトラックの荷台を突き抜けて大きく育った樹木が長い時間の経過を感じさせ、なんともいい雰囲気です。しかも説明を読むと、なんと荷台の樹木は山桜という話。
これはイッパツ満開の桜の写真を撮って自慢してやるぜっ(誰にかは自分でもよくわかりませんが……)と意気込んでみたものの、問題のトラックがあるS沢峠は標高がおよそ1500メートルほどあり、いったいいつ頃桜が見頃を迎えるのか見当がつきません。だいたい5月頭ぐらいだろうと予想したのですが、その年によっても違うだろうし、ピンポイントで見頃に出会える可能性はメッチャ低いんじゃね?……と悩んでいるうちに、例によって何シーズンも無駄に過ごすことになってしまいました。

ところが、それからしばらくして「荷台の木が桜というのはガセ」説をネット上で発見。それなら何月に行ってもイイじゃんということで、行かない言い訳がなくなってしまったので、梅雨入り前の6月のある日、登山装備を揃えて家を出発したのでした。

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S沢峠へ行くルートはいくつかあり、心霊スポットとして有名だった『S静峡』から尾根づたいに進むルートと、奥多摩側から直接峠へ登るルート、そして反対側の広瀬湖方面から直接峠へ登るルートなどがあるのですが、今回は一番楽そうな奥多摩側から直接峠へ登るルートを選択。
国道を逸れ、舗装された林道を車で進んで行くと、人の住む気配の感じられない集落へ出ました。

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集落を抜け、舗装が途切れた道をさらに進んでいくとゲートが現れました。邪魔にならないよう車をとめて、ここから徒歩で峠を目指します。

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しばらくダブルトラックの作業道を進みます。

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すぐに広い林道に出ました。

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広い林道を横断して、先ほどの作業道の続きを上っていきます。

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広い林道から少し歩いたところで、小さな木の橋が現れました。

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ここがS沢峠への登山道の入口で間違いないようです。

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勾配もさほどではなく、ルートもはっきりしていてひと安心。

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しばらく沢沿いに進み、途中こんな橋を渡ったり……

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枯れ沢を渡ったりしながら、一人登っていくと……

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広場が見えてきました!

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想像していたよりあっさりと峠に到着! 所要時間45分でした。途中結構写真を撮ったりしていたので、普通に登ればもっと短時間で到着するでしょう。

【つづく】

★この記事(S沢峠のダッヂとS木峠付近のGMC)の途中を飛ばして見る



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by kuze007 | 2020-04-16 00:01 | 廃墟 | Comments(0)

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