■S沢峠のダッヂとS木峠付近のGMC(山梨県)その1
2020年 04月 16日
今(2020年)から20年ぐらい前、まだ私が会社勤めをしていたとき、同僚の山男(?)サトウ氏から「登山道しかないような山の上に、なぜかアメリカ製の古いトラックが残されている」という話を教えてもらいました。
その頃始まったADSLサービスによって、だいぶストレスなく使えるようになったインターネットを活用して情報を集めたところ、山梨県のS沢峠に“フォード”の廃トラックが残っているというWEBサイトをいくつか発見! 写真を見ると、赤錆びたボンネットトラックの荷台を突き抜けて大きく育った樹木が長い時間の経過を感じさせ、なんともいい雰囲気です。しかも説明を読むと、なんと荷台の樹木は山桜という話。
これはイッパツ満開の桜の写真を撮って自慢してやるぜっ(誰にかは自分でもよくわかりませんが……)と意気込んでみたものの、問題のトラックがあるS沢峠は標高がおよそ1500メートルほどあり、いったいいつ頃桜が見頃を迎えるのか見当がつきません。だいたい5月頭ぐらいだろうと予想したのですが、その年によっても違うだろうし、ピンポイントで見頃に出会える可能性はメッチャ低いんじゃね?……と悩んでいるうちに、例によって何シーズンも無駄に過ごすことになってしまいました。
ところが、それからしばらくして「荷台の木が桜というのはガセ」説をネット上で発見。それなら何月に行ってもイイじゃんということで、行かない言い訳がなくなってしまったので、梅雨入り前の6月のある日、登山装備を揃えて家を出発したのでした。
国道を逸れ、舗装された林道を車で進んで行くと、人の住む気配の感じられない集落へ出ました。
想像していたよりあっさりと峠に到着! 所要時間45分でした。途中結構写真を撮ったりしていたので、普通に登ればもっと短時間で到着するでしょう。
【つづく】
by kuze007
| 2020-04-16 00:01
| 廃墟
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