■重安鉱業所(山口県)その1
2018年 12月 19日
面白そうだけどちょっと遠いなあ〜と躊躇していたところ、新たに山口県で秘宝館廃墟発見の知らせが届いたため“合わせ技一本!”ということで、山口県一人廃墟ツアーを敢行することにしたのでした。
今回の目的とする竪型石灰窯があるのは、現在太平洋セメントグループの会社が運営する重安(しげやす)鉱山の敷地内とのこと。この重安鉱山は、1915年(大正4年)に開設された小野田セメント製造株式会社大嶺出張所(後に重安鉱業所と改称)が元となっており、今でも稼働中の石灰石鉱山です。
小野田セメント時代の1959年(昭和34年)、巨大な竪型石灰窯5基を建設し生石灰(せいせっかい)の製造を開始したのですが、1989年(平成元年)になると石灰石売鉱事業に転換。生石灰製造を休止し、石灰焼成窯も使用されなくなってしまいました。今回見ようとしているのは、この使われなくなった石灰焼成窯ということですね。
さて、夜通しクルマを走らせ、まずやってきたのはこちらの駅。
このホッパ、私が訪れた2009年4月の時点では、まだ現役で使用されていたらしいんですけど、あまりそんな風に見えないですね。
ウィキペディアを見てみると、専用貨物列車が1日1往復宇部岬駅まで運行していたようですが、この年(2009年)10月には貨物列車の運行が終了しているので、既にあまり使用されなくなっていたのかもしれません。
近くへ見に行ってみることにしました。
【つづく】
by kuze007
| 2018-12-19 00:01
| 廃墟
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