■U村【2017年】(栃木県)その1
2018年 05月 18日
そんなわけで近くを通りかかった際、ちょっと様子を見に立ち寄ってみることにしました!
1ミリの雪道も走らないまま(まあ、まだこの辺はさほど雪が積もる場所ではないので……)高速をおりて国道を進んでいくと、フツーに「U村」の入口が見えてきました。解体されたという噂でしたが、ほとんど昔と変わらぬ姿に見えます。
事務所の左上に掲げられていたカウボーイ(?)の巨大看板も落ちてしまったようです。
前の道路から丸見えのせいか、事務所はまったく荒らされていない様子。
2008年のイベントプラザ側入口。
一部の建物を残し、材木置き場となっていました!
イベントプラザ側のゲートはこんなでしたが……
現在は塗り直されて、「検量受付」所となっていました。こちらで運び込まれた間伐材などの計量手続きをするのでしょう。
敷地の外を歩いていくと、まだ残っている建物が見えます。
2008年の写真で確認してみると、どうやらSLの駅だったようです。
みなさんは冬になったら自分のクルマのタイヤをスタッドレスに交換する派でしょうか?
自分は東京に住んでいて、ウインタースポーツなども全くやっていないにもかかわらず、一応出先で雪に降られたときのことを考えて毎年交換しているんですけど、よく考えたらここ数シーズン、ほとんどドライな舗装路でタイヤをすり減らしていることに気づいてしまいました。
まあ、金はあるからタイヤが減るのは構わないのですが(ウソ)、そんな具合だと雪道での運転がどんどんヘタクソになっていくわけですよ。
そこで雪上走行の練習を兼ねて、冬の日光から会津若松までドライブに出掛けることにしたのでした。(以上、長い前フリでした)
ここで、今回も念のため「U村」についておさらいしておきましょう。
アメリカの西部開拓時代を再現するテーマパーク「U村」は、1974年に地元資本により開園しました(東武鉄道の出資だと思ってたけど、違ったんですね〜)。
西部劇というジャンルが衰退したせいなのか、あるいはレジャーの形態が変化したせいなのかはわかりませんが、21世紀を迎える頃には経営状態が次第に悪化。2004年には入園料を大幅値下げして来客の増加を図ったりしたものの、2006年12月に冬期休業に入り、そのまま閉園してしまいました。
その後は前述の通り、木材加工販売会社がこの場所にバイオマス発電所を造ることになったという話だったのですが、こうして見る限りそんな気配は感じられません。
こちらは2008年の姿。比べてみると、割れたアスファルトの間からだいぶ雑草が生えていて、やはり十年近い歳月が過ぎたことを感じますね。
砦の柵になにやら張り紙が見えましたが、特に面白いことはなく、「駐車場内の事故・盗難の責任は負わない」というごく普通の注意書きでした。
ここからだと様子がよくわからないので、ぐるっと回ってイベントプラザ側入口へ行ってみることにします。
奥には「バイオマス広報館」と書かれた建物が見えています。どうやらバイオマス発電所を造る計画は、着々と進んでいたようです!
【つづく】
★この記事(U村【2017年】)の途中を飛ばして見る
■元イベントプラザ編
U村【2017年】(栃木県)その1(※このページです)
U村【2017年】(栃木県)その2(※上のリンクより移動してください)
■ウェスタンランド編
■アメリカンドリームランド編
by kuze007
| 2018-05-18 00:01
| 廃墟
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