トイレにしては入口の高さが低いですね。
中には何も残っていませんでした。かなり堅牢で半分地下に埋められた構造から想像するに、燃料などの倉庫か電気関係の施設だったのでしょう。
唯一入口近くの壁に残っていたボックスには「水中ポンプ操作盤」と書かれていました。この倉庫の排水をしていたのか、橋から流れ落ちてくる雨水を処理していたのか、あるいはそのいずれでもなかったか、正解は不明です。
隣の部屋も覗いてみましたが、こちらも錆びたドラム缶以外めぼしいモノはないようです。
倉庫の前にあった圧力計。先ほどの水中ポンプと関係あるものでしょうか。
倉庫の先から橋が始まっているようです。なんかいろいろねじれているように見えるんですけど……。
いったん戻って、橋の下をたどって起点へ向かうことにします。
こうしてみると、カーブにバンクがついていることがよくわかりますね。
斜面をよじ登って、ようやく橋の起点にたどり着きました。
下の旧国道から、写真右側を回りこむようにここまで土の道を上ってきて、ここから橋がスタートするようになっています。
ここまで出さなかったんですけど、じつは途中で終わっている橋の先はこんな状態に……!
【つづく】
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