■K女沼レジャーランド【2006年】(宮城県)その1
2018年 02月 07日
もう10年以上前の話です。当時珍スポ仲間だった荒川さんから、東北の方に大型遊具が残る廃遊園地を見に行ってきたというメールが届きました。それが、今では廃墟マニアの聖地などと言われている『K女沼レジャーランド』でした。
既にご存じの方も多いかと思いますが、ここは遊園地の他にキャンプ場やホテルといった宿泊施設、そしてミニゴルフ場などからなる総合(?)レジャーランドだったそうです。オープンは1979年(昭和54年)で、リニューアルするということで閉鎖されたのが2000年(平成12年)。その後、敷地内で温泉が出たということで自力再建を目指していたものの、オーナーの体調不良によって断念。現在(2017年1月末)は売却先を探している状況のようです。
2006年の訪問時は、頻繁に管理者の出入りがあるようだとの話を聞いてずいぶん早朝に訪問したのですが……。
「東北地方は晴れ」という天気予報を心の頼りに、深夜、雨の高速道路を走り続けること数時間。ところが、なぜか目的のインターチェンジを降りても雨が降っています! 良純君 WHY, WHY, WHY〜?
やや低くなったテンションのまま進んでいくと目的地の少し手前で看板が登場。つぶれたレジャーランドの看板ってそのままの場合が多いのは、やっぱり撤去する費用もないということですかね(ここの場合は、いつの日にか復活させるつもりだったためかもしれません)。
……と言ってはみたものの、やはりわざわざこんな遠くまで来たのに、このまま引き返すわけにはいきません(←この考えは非常に危険です)。入学試験などもすべて裏口で入った私は(ウソ)裏から入れないか周囲をぐるっと回ってみることにしました。
裏の方へ出られそうな道を進んで行くと遊園地の名前の元であるK女沼が出現。色々伝説などもあるようですが、かなり立派なダムが築かれていてイマイチそういった風情も失われている気がします。
……なんか拍子抜けするくらい簡単に核心部分に到達できてしまいました。
私としてはコース料理のメインが最初に出てきてしまったようで、愉しみが減ってしまった感は否めないのですが、あまり贅沢は言ってられません。
このレジャーランド、遊園地エリアはかなりコンパクトにまとまっているようです。
それよりも気になるのは敷地内の草がきれいに刈られている点です。荒川さんによると、建物に「警察巡回中」とか「監視カメラ作動中」とあったそうで、どこまで本当かわかりませんが、それなりに管理されていることは間違いなさそうです。
カートコースの向こうには、この遊園地のシンボルともいえる観覧車が見えます。
【つづく】
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by kuze007
| 2018-02-07 00:01
| 廃墟
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