■Tミュージアム(山梨県)その1

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昨年(2017年)のことですが、ごく一部マニアの間でとある廃墟が話題となりました。それは富士山に近い別荘地に建つ西洋の城塞風の建物で、それだけであればたいしたことはなかったのですが、なんとそこにはナチスドイツの象徴(現代においてはですけれど……)である鉤十字があしらわれているというのです。
訪れたマニアによって「ナチス博物館」と名付けられた上に、ネット上でヒットラーユーゲントが戦前に富士山を訪れたことと関係あるかのような説がまことしやかに唱えられたため、怪しげな物件に惹かれる好き者(物好きとも言えます)たちが俄に騒ぎ出すことになりました。もちろん、その中におっちょこちょいな私も入っていたというわけです。

果たして本当にナチスと関係する何かがあったのか!? 「信じるか信じないかはあなた次第!」

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雲一つない好天の下、富士山麓の湖までやってきました。さすがに東京にくらべ風が冷たくて、あまりクルマの外に出たくない感じです。

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湖畔の道路を逸れ、別荘の並ぶ坂道を登っていったところ、問題の建物をあっさり発見!
Y字路に挟まれた高低差のある三角の土地に建てられていました。

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廃墟という触れ込みだったのですが、こうして実際に見てみると、多少傷んでいる部分はあるものの、所有者が高齢になってあまり訪れなくなった別荘レベルの荒れ方じゃないですか。……ということで、この物件のカテゴリーは「廃墟」ではなく「珍スポット」にしました。

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高い鉄柵に囲まれた敷地内は、西洋の庭園風に造り込まれているようです。

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鉄のプレートになにやら紋章的な図柄が描かれています。下の「1968」と読める文字は、この建物が建てられた年を表しているのでしょうか?

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建物の壁に取り付けられた鉄板に、問題のハーケンクロイツを発見!

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ハーケンクロイツの下は「T・Y」と書かれているように見えますね。後で理由は説明しますが、オーナーのイニシャルだったのではないかと想像されます。

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庭には何体かの石像が置かれていました。

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あまりナチスっぽい印象はありませんね……。

【つづく】

★この記事(Tミュージアム)の途中を飛ばして見る


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by kuze007 | 2018-02-02 00:01 | 珍スポット | Comments(0)

廃墟・珍スポ・カオダシ看板・コンクリート公園遊具などの訪問&見物記録


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